ジャズは一時期少し集中して聞いた。
以降はこれに少しずつなにかを加えていくというような聴き方だ。
いろんなことに関して言えるのだが、これを聴いているというある一定の人を上げるのは難しい。ロックにおける一時期のクラプトンのような存在があればいいがなかなか難しい。
ジャズという一大ジャンルがあり、これを日常生活に取り込んでいこうとすると、どうするべきなのかが分からない。ロックに関しては、当初は自然な流れで聴き始めた。ビートルズやクラプトンを中心にそれに関連したミュージシャンを聞いたり、ラジオや雑誌から得た情報を元に聞いていたのだ。
しかし、ある時期ロックの名盤紹介の本を買いそれに沿って聴いた時期があった。それにより聴くものの幅が広がった。
その経験から、ジャズは本から入った。パーカー、パウエル、マイルス、コルトレーン。そのうちに結局比較的頻繁に聞くミュージシャンはビル・エバンスというような状態になった。
ある時人にどんな人を聴くのかと聴かれてパーカーと答えてしまったことがある。ジャズを聴くにはとにかくパーカーだということでその時期にはよく聴いていたのだ。でも、その答えに対しかなり恥ずかしい気分もあった。なにしろパーカーを聴くということは、彼の音楽を理解しているということになる。これは大変なことだ。大体ジャズとかクラッシクに関しては、“理解できているか”という変な考え方があるように思う。そんなことを考えると非常に敷居が高いジャンルという感じがする。
結局本当には馴染めなかったということだろうか、何年か経ってみると、ジャズはそんなには聴いていない。結局僕は自分で楽器をいじり、多少でも真似事ができるようなものを中心に聴いてしまうのだ。 ビルエバンスを弾こうと思い、楽譜を買って練習したこともある。しかし、自分の生活には根付いてはいない。
それでたまに聴くなら、サキコロやクールストラッキンなどいわゆる名盤中の名盤を聴くことになってしまう。やっぱりサキコロは楽しいのだ。そして時にパーカーを聴いたりリーコニッツを聴いたりしている。
佐山雅弘というピアニストがいる。かつて自分でもジャズピアノをかじってみようかなと思った時期に教則ビデオなどを買ってみたことがある。すっかり忘れていたのだが、後に聴きに行くようになった。 そうなってみると、所謂名盤を聴いているよりも生で聴くのかいいなと思う。
しかも比較的身近なミュージシャンを聴くのがいいと感じる。
なぜなら、マッコイ・タイナーやソニー・ロリンズ、ハービー・ハンコックやゴンサロ・ルカルカバなどを聴いた時には思ったほど楽しめなかったからだ。
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